2024年11月5日火曜日

2018福岡釜山フォーラム

日韓合同来夏から講座 福岡-釜山フォーラム8大学が教員派遣


福岡市と韓国・釜山市の産学界リーダーによる提言機関「福岡-釜山フォーラム」の第13回会合が1日、釜山市で開かれた。「交流協力の未来ビジョン」を全体テーマとする討論では、両地域の8大学がそれぞれの教員を派遣して講座を行う合同のサマースクールを、来夏から釜山市で開講する方針が決まった。九州大や釜山大など8大学の学生らを対象とし、相互理解を深めてもらう狙い。

 メンバーは、海と国境を挟んだ地域を多面的に研究する「日韓海峡圏学」の創設や、両地域の弁護士会が相互国へ進出する企業を支援する仕組みづくりなどを提案。「ビジョンから実践」を掲げた議長総括には、2019年に両市の行政交流都市締結30周年を迎えることを踏まえ「相手都市への理解や親近感を深める周年行事の開催を期待する」との言葉も盛り込んだ。

 釜山市の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置された影響で、昨年は出席を見合わせた両市長も参加。釜山市の呉巨敦(オゴドン)市長は昼食会で「時に歴史問題による温度差もあるが、その開きを埋めていかねばならない」とあいさつ。福岡市の高島宗一郎市長は「交流が良い方向に進むよう連携、協力していくことが大事だ」と応じた。 (釜山・丹村智子)

2019 福岡-釜山フォーラム延期 

 

福岡-釜山フォーラム延期 日韓関係影響か

 福岡市で21日に予定されていた日韓の産学関係者でつくる提言機関「福岡-釜山フォーラム」の会合が延期されることになった。事務局が13日明らかにした。悪化している日韓関係が影響したとみられる。開催時期は未定だが、福岡側の事務局は「両国民の交流は極めて重要であり、できるだけ早い時期に開催したい」としている。

 フォーラムには福岡、釜山双方の企業経営者や学識者らが参加。14回目の今回は、釜山側の複数のメンバーが欠席や代理出席の意向を伝えていたほか、両都市の代表として招待された釜山市の呉巨敦(オゴドン)市長も「多忙」を理由に欠席を表明していた

2018 「釜山―福岡フォーラム」 31日に釜山で開幕

 釜山聯合ニュース】韓国の釜山市と日本の福岡市の交流拡大などを趣旨に始まった「釜山ー福岡フォーラム」が31日から2日間の日程で開催される。フォーラムの韓国側幹事を務める東西大が30日、伝えた。

昨年日本で開かれた「釜山ー福岡フォーラム」の様子(東西大提供)=(聯合ニュース)

 13回目となる今回のフォーラムは「釜山と福岡の交流協力未来ビジョン」をテーマに開かれる。

 第1セッションでは討論が行われ、都市と経済研究院の林正徳(イム・ジョンドク)院長が発題者として、釜山地方弁護士会の李チェ文(イ・チェムン)会長、地元釜山に本社を構えるデウォンプラス建設のチェ・サムソプ会長、福岡県弁護士会の上田英友会長、九州経済調査協会の高木直人理事長、テレビ西日本の鈴木克明社長がパネラーとして参加する。

 呉巨敦(オ・コドン)釜山市長と高島宗一郎福岡市長による懇談会も予定されている。

 第2セッションは両地域の大学間の協力などをテーマに開かれる。

 釜山からは全虎煥(チョン・ホファン)釜山大総長、金栄燮(キム・ヨンソプ)釜慶大総長、韓錫政(ハン・ソクジョン)東亜大総長、張済国(チャン・ジェグク)東西大総長が、福岡からは久保千春九州大総長をはじめ、福岡地域の4大学の総長が出席し、両地域の大学間の協力活性化策などを議論する。

 同フォーラムは2006年9月に釜山で始まった。両地域のメディア界、学会、産業界のリーダーが参加する。

 東西大の張総長は「今年は大学生の起業や就職問題、二つの地域の大学間でのコンソーシアム(共同事業体)活性化策などについて議論が行われる予定」と話した。

yugiri@yna.co.kr

第 5 回釜山-福岡ビジネス CEO フォーラム

 第 5 回釜山-福岡ビジネス CEO フォーラム

                                        ソウル駐在員事務所

                                            福島 隆義

2016 年 6 月 9 日に韓国・釜山広域市で「第 5 回釜山-福岡ビジネス CEO フォーラム」が開催されました。 このフォーラムは福岡市、釜山広域市と福岡商工会議所、釜山商工会議所が主催しており、2011 年 9 月に第 1 回福岡-釜山ビジネス CEO フォーラムが開催されて以来、今回で 5 回目となります。今年は釜山側での開催 となり、参加する機会に恵まれましたので、今回、駐在員ニュースとして本フォーラムについてお伝えいたし ます。

韓国の釜山広域市は首都ソウルに次ぐ、韓国第 2 の大都市として知られています。福岡市と釜山市は 1989 年 10 月に行政交流都市を締結し、2007 年 2 月に姉妹都市となりました。両都市は距離的に近いこともあり、 早くから活発な交流が行われてきました。

さて、今回のフォーラムは「観光」と「IT」をテーマに、釜山市海雲台を舞台として盛大に開催されました。 福岡市側からは福岡商工会議所の礒山会頭(西日本シティ銀行代表取締役副頭取)を筆頭に、福岡市の貞苅副 市長、商工会議所の会員企業などから総勢 22 名が参加しました。釜山側はソ・ビョンス釜山広域市長をはじ め、釜山市の企業家が出席し、フォーラム全体ではおよそ 180 名が参加する大規模なものとなりました。

福岡商工会議所の礒山会頭は、開会挨拶で、福岡、釜山両都市の行政と民間が活発にビジネス交流の促進を 行ってきたことについて言及し、今回のフォーラムのような取り組みが新たなビジネスの発展につながること を願うと述べられました。その後、釜山・東西大学校総長による基調講演に続いて行われたパネルディスカッ ションでは、両都市の代表的な企業によるビジネス事例の発表が行われました。福岡側からは 2 社が事例発表 を行い、IT 分野からはスマートフォン向けゲームの開発などを手掛ける株式会社グッドラックスリーが自社 の取組などを紹介しました。また観光分野からは、西日本鉄道株式会社がインバウンドへの対応などについて 発表を行い、両社とも参加者から高い関心を集めていました。フォーラムの翌日には釜山商工会議所主催で産 業視察が行われ、福岡側の参加者は、創業支援事業を行う釜山創造経済革新センターや再開発がすすめられて いる釜山港を見学しました。

今回のフォーラム参加を通じて、両都市がそれぞれ互いを重要なビジネスパートナーとして考えており、高 い関心を持っていることを窺い知ることができました。これまでにも文化・経済を通じて交流を図ってきた福 岡市と釜山市が、今後も積極的で活発な交流を続けていくことによって、国境を超えた新たなビジネスを生み 出し、さらには両都市の取組が国家間地域交流の先進的な事例となることを期待したいと思います。

以上

 (開会挨拶を述べる礒山 誠二 福岡商工会議所会頭)

             (フォーラムの様子)

第8回釜山 – 福岡フォーラム

 釜山 – 福岡フォーラム

釜山 - 福岡フォーラム
▲第8回釜山 – 福岡フォーラムで釜山発展研究院チェ·治国選任研究委員は、超広域経済圏の基礎になる広域交通網の構築を提案している。西日本新聞

 

“地理的な近接性という利点を活用して産業集積補完的な関係の構築に取り組まなければならない。”

激動する東アジア情勢の中で、国境を越えた連帯の道を議論した”第8回釜山 – 福岡フォーラム”が7日に幕を下ろした。

去る6〜7日、日本の福岡市で開かれたフォーラムに参加した二つの都市のオピニオンリーダーは、”地域の地域”の交流の模範事例として挙げられる釜山 – 福岡連帯が冷たく凍った両国関係を改善する突破口になることを期待している。

両国首脳会談開いていない懸念
メディアも成熟した報道が重要
超広域経済圏で政府もっと関心を
経済分野の意見交換熱く
若年層の交流皆が注目”未来”
他の地域もオブザーバー参加の検討

福岡側代表石原進JR九州会長は、”600万人の人的交流と1億ドルの貿易実績を積み重ねてきた韓国と日本は切っても切れない関係”という言葉でフォーラムのドアを開けた。

両側フォーラムのメンバーは、首脳会談が開かない状況が続いている現在の日韓関係で深刻な懸念を表明し、未来志向の関係構築の必要性を強調した。日韓海峡圏の共同開発のための釜山·福岡超広域経済圏構想で両国政府がもっと多くの関心を持つことも要求した。

第1セッションで開かれた “メディアの分野 – メディアと日韓海峡圏”は、釜山日報イミョングァン社長と西日本新聞川崎隆夫社長が主題発表に出て記者派遣·共同広告誘致など両社の交流事業の現状と発展方向を紹介した。

イミョングァン社長は”釜山日報と西日本新聞間の交流を記者との交流で、業務分野の交流まで拡大する”と明らかにした。釜山 – 福岡フォーラム開始後、メディアの分野での発表は今回が初めてだ。

続いディスカッションでは、冷却された韓日関係回復のために、両国のメディアが公正かつ成熟した報道姿勢を堅持することが重要であると指摘された。

西日本放送寺崎一夫社長は、”最近、領土·歴史問題の報道にあり、メディアも一定の責任がある”とし、 “現在のKNNとのドラマ”メンタイピリリ”の共同制作など活発な交流と協力の展開が両国関係の改善で貢献することができる”と述べた。

東西ジャンジェグク総長は”両地域の新聞·放送が一緒にメディアレビューを見るのも良いだろう。ICT(情報通信技術)を活用した新しい形のメディアコラボレーションも試してみることができるだろう”と提言した。

“経済分野 – 日韓海峡圏の経済振興”をテーマに開かれた第2、第3セッションでは、今回のフォーラムの重要なだけに具体的な提案や意見交換が熱く繰り広げられた。

フォーラムで先立って行われた基調講演で木村福成慶應義塾大教授は”釜山と福岡は、直線距離200㎞で標準的に置かないで直接使う”ジャストインタイム”が可能だ”とし、 “産業集積の補完的な関係を構築するすることができる可能性があるが、このような地域的な優位性を十分に生かしいないという”と指摘した。

末吉則夫福岡商工会議所会長とシンジョンテク鉄鋼会長が言及した “フェリーに利用したミルクラン物流方式と両国ダブルナンバーのトレーラーに使用した日産自動車九州、ルノーサムスン自動車の部品の共有”は、地域の利点を生かした成功事例として目立って注目を集めた。

釜山発展研究院チェ·治国選任研究委員は、”超広域経済圏実現のためには釜山 – 福岡シャトルエアラインの開発と日海底トンネルなどの統合交通網構築が必ず必要だ”とし、韓日共同研究を提案した。

継続的に提起されてきた超広域経済圏の範囲に拡大する問題についての議論は最後の7日フォーラムよりさらに一歩出た。

フォーラムの内容をまとめた議長総括で”来年以降このフォーラムにオブザーバーとして韓国東南圏と日本の福岡以外の企業·団体の関係者の参加を検討する”という内容が明記された。

産業分野別交流に続き、中小企業の交流の場も必要だとの意見も出た。釜山蔚山ベンチャー企業協会ギムギョンジョ会長は”両地域を中小企業が中心的な役割をしている。国際分業の中小企業の可能性を活用する機会が提供されることを願う”と話した。

エネルギー分野においても連携を模索しようという主張が提起された。九州電力を使い加味現副社長は”釜山新港が構想中のLNG船の燃料供給基地を利用して日韓共同委託に乗り出した場合はLNG価格の引き下げ効果が期待できるだろう”とし、 “日本の立場では、地震などの地理的な危険性を減らすという意味もある”と話した。

放射能汚染水流出の透明な情報の提供と、今後の事故防止のための原子力の安全安定動作のための事業者間の情報共有の必要性にも言及した。

未来志向の関係構築のために若年層の交流でもっと気を使わなければならないという声も高かった。釜山ギムギソプ総長は”釜山·福岡の大学間コンソーシアム”が5年間の期間を延長した”と伝えた。

釜山 – 九州の共同インターンシップに参加した住友商事九州の溝淵宏明社長は”高齢化·独居世帯取り組みなど東アジア地域の懸案課題について白熱した議論を展開した大学生が、両国をつなぐグローバルな人材で活躍してくれることを期待する”と述べた。

フォーラムの後、許南植釜山市長との共同懇談会に出席した高島宗一郎福岡市長は”高校生​​スポーツ交流などの行政でも着実に多くの交流を進めている。今後も釜山 – 福岡フォーラムが民間交流に大きな役割をしてほしい”と呼びかけした。

福岡=膝ア記者chris@busan.com

 

福岡市 福岡釜山フォーラム福岡会議2009

 福岡市 福岡釜山フォーラム福岡会議2009

福岡市 福岡釜山フォーラム福岡会議2009
海峡圏の一体的な発展策について熱心に意見が交わされる「福岡−釜山フォーラム」第4回会合=2009(平成21)年9月19日午前9時すぎ、福岡市博多区の福岡国際会議場、クレジット:西日本新聞/共同通信イメージズ

日韓新時代フォーラム2023年2月月例会

 

日韓新時代フォーラム2023年2月月例会

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관리자  2023-04-19 11:18

2023年2月月例会

日時:2023.2.27(月) 18:30-20:20 

場所:東西大センタムキャンパス 地下1階 コンベンションホール

タイトル:2月月例会開催「日韓報道交流の現在 -西日本新聞と釜山日報の事例から-」

プログラム概要: - 夕食会(18:30-19:00)

                                         - 基調講演(19:10-20:20)       

                                           司会者:鄭 起永(釜山外国語大学 前総長/日本語創意融合学部 教授)

                                           テーマ:「日韓報道交流の現在 -西日本新聞と釜山日報の事例から-」

                                           講演者:平原奈央子(西日本新聞社所属 釜山日報派遣記者)、黃奭夏(釜山日報 政治部記者)

                                           指定討論者:朴志允(サンミ財団 理事長)   

■行事の写真:

■行事の要約:

韓日新時代フォーラム 2月月例会

「日韓報道交流の現在-西日本新聞と釜山日報の事例から-

 2月27日(月)、韓日新時代フォーラム2月月例会が開催され、西日本新聞社所属で釜山日報へ派遣中の平原奈央子記者と釜山日報政治部の黃奭夏記者による基調講演「日韓報道交流の現在 -西日本新聞と釜山日報の事例から-」が行われた。

 まず、黃奭夏記者は西日本新聞が釜山日報の紙面に最初に登場した記事の話から始めた。1950年6月4日の「宇品丸船長に尋ねた日本」という記事で、終戦後の国交がない中、釜山日報の記者が日本人船長に当時の日本の様子についてインタビューした記事であった。また、1960年代の国交正常化前後の西日本新聞編集局長の釜山日報本社訪問や、同紙に掲載された寄稿文等の記事も紹介された。

 両紙の交流が本格化したのは1990年代からで、様々な文化交流行事の開催、共同調査の実施、国際学術シンポジウムの開催などが行われ、1996年9月に協定が結ばれたと言う。協定締結後は、事故・災害、都市と文化、歴史問題等、多様な分野で取材協力と共同報道が積み重ねられてきており、それらの記事が紹介された。また、2002年からは両紙の間で記者の交換派遣制度が始まり、日韓関係の悪化、コロナといった困難な局面でも途絶えることなく、2022年までの20年間で両紙の記者31名が相互派遣されていると言う。

 黄記者はこれまで記憶に残っている西日本新聞からの派遣記者の記事を振り返りながら、同年の釜山-福岡フォーラムでの柴田健哉西日本新聞社社長の「釜山日報への派遣記者の努力もあり、日韓関係がひどく悪化した2019年にも、西日本新聞の読者は二紙の交流を支持し、新たな日韓関係構築を二紙に期待してくれた」とのコメントを紹介し、講演を締めくくった。

 次に、平原記者は西日本新聞社が位置する福岡という都市の紹介から話を始めた。天神や博多駅前の再開発の状況やそれに対する読者の声、また、日本全体では東京一極集中が強まる中、福岡市の人口は増加を続け、2020年には160万人を超えたこと等を紹介した。そして、そのような福岡という地において、西日本新聞が果たしている役割、特に九州と釜山の橋渡しとして長年寄与してきたことについて語った。

 平原記者は両紙の記者交換制度が始まってから20周年の年に派遣された記者であり、釜山での派遣期間中、多様な分野に関する取材に精力的に臨んだと言う。自らも関わった記憶に残る取材として、浮島丸事件の被害者の遺骨を釜山の墓地で確認した記事や、釜山の少女像に関する記事、また前年10月に釜山で開催されたBTSの万博誘致公演の記事等を紹介した。

 最後に、世界の中でも有数の新聞発行部数を持つ日本においても、新聞は他のメディアに押され、改革を迫られていると述べ、読者の情提供プラットフォーム構築、それに基づいた取材と記事化、他の地方紙とのプラットフォーム共有による連携等、西日本新聞の取り組みを紹介し、話を終えた。

 講演後の質疑応答では、デジタル化や幅広い年代層の読者獲得への両紙の取り組み、日韓関係報道に関するメディアの姿勢等について、活発な議論が行われた。

福岡ー釜山フォーラム西日本新聞)

 

福岡ー釜山フォーラム

福岡ー釜山フォーラム

福岡市と韓国・釜山市による海峡を越えた超広域経済圏の実現を目指す提言機関「福岡-釜山フォーラム」は2006年、両市の企業、大学、マスコミなど産学界のリーダーにより設立されました。年1回、お互いの地域を交互に訪問して、安定的な友好協力関係の構築、経済交流の活性化、人的交流推進などの具体策を議論し、提言を発表してきました。2023年11月に開催された福岡会合で16回を重ねました。これまでにフォーラムの提言を踏まえ、双方の食べ物や文化財を紹介する副読本「もっと知りたい福岡・釜山」が共同制作され、小学校の授業で活用されたり、両市の大学生たちがスポーツで交流を深めたりと着実に成果を挙げています。

西日本新聞社も釜山市の地元紙「釜山日報」と相互協力関係を結び、記者を派遣するなど、相互理解に努めています。今後も日韓の地域間交流の深化に貢献していきます。

「福岡-釜山フォーラム」2024第17回会合

 

日韓国交60年へ「安定的関係を」 釜山市で開催の「福岡-釜山フォーラム」で提言

配信

西日本新聞

約30人が参加した福岡-釜山フォーラム=19日、韓国・釜山市