武雄アジア大学構想が進められている。
武雄市のHPに見る説明は、以下の通り。
https://www.city.takeo.lg.jp/shisei/yosan/r06yosan01_202406hosei/r0606_06hosei.pdf
ここで懸念するのは、開学後の公立大学への転換要請が生まれる恐れ。千葉県銚子市にある千葉科学大学を念頭においても、その懸念は拭いきれない。強固な財政基盤を有する岡山理科大学グループを基盤にした学校法人でさえも、学生募集の困難さを理由に、公立大学化を銚子市に要望。さもなくば、廃校にするという強行姿勢である。
さて、武雄市。百歩譲って、大学設置申請時に、設置から完成年度の4年間の財政確認を求められるので。それはクリアできるとしよう。私の概算であるが、開校初年度から毎年12〜14億円程度のランニングコストが必要である。4年間、約40億〜50億円の資金が調達されているのか。
しかし問題は、その後。私の楽観的な予想でさえも、募集定員の60%程度しか集めきれないだろう。それが5年間も続けば、学校法人の財政状況は火の車となるはず。雇われ学長は急いで逃亡し、誰も責任を取らないままに、設置に集められた教員や学生のみが取り残されるハメにならない事を、切に願う。
最悪の事態を想定すると、13億円をも補助金を出した武雄市に対して、さらなる追加補助金支援要請か、さもなくば市立大学化要請で、武雄市長の責任問題へと発展し、武雄市民全体を悩ませる事態に陥らない事を、切に願う。
さて、どうするか。誰も後戻りができない現状では、皆が無責任状態に陥らない事を期待したい。
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