2009年2月28日土曜日

大学生協の官僚的体質

私に届く貴書籍部からのメールは、私を学生さんとして扱ってくださる文面です。驚くと共に、感謝します。40年前は学生でしたので。ただし、今は学生ではありません。

 私が勤務する大学内の生協執行部の多くは、かって当該大学の学生であった方も多いからでしょうか、サービスや店舗における対応などに、その延長線上で接する方もおいでです。
気軽さは評価すべきとしても、その一方で、官僚主義的体質が染みつくようになり、コンビニや外部の書店などとの差が広がり過ぎた気がします。つまり学内で競争原理が働かないために、言葉使い、注文の受け方、あるいは店舗内の本の並び、ディスプレーなどなど多くの面に改善すべき課題が噴出しているのではないでしょうか。換言すれば、既得権益に守られすぎているために、生協内部に「これでよい」という生ぬるい企業体質に落ち込んでしまったとしか思えない。

書籍部に足を入れても、笑顔もなければ、「いらっしゃいませ」という挨拶もないのは、これも競争原理が働かないための宿命として、来店者が我慢すべきでしょうね。

ましてや書籍を発注しても、それに感謝の言葉さえない。まるで発注が迷惑であるかのようだ。

2009年2月27日金曜日

眼と眼で見つめ合い

昨夜、仕事が終わらず、近くの食堂で夕食を取った。大半が中年男性であった。一人でさくさくと食事を取り終えて、早々に立ち去る中で、会話が全くない夫婦に気づいた。よく見ると、胸元で手を盛んに動かす手話による会話を交わしておいでであった。
 ふと、気づいたのは、二人が会話を交わすには、眼と眼を見つめなくてはならないことであった。考えてみると、パートナーを見つめ合いながら、会話を楽しむこと事もなくなった。
 日本人の習慣として、相手を「まじまじと」見ることを避けがちである。目上と目下という関係性を尊重すればするほど、「目上」を見上げることが禁じられたからである。
 食堂の真横のテーブルで、相手を見つめながら、相手の手の動きで会話をする夫婦が、音もなく笑い、音もなく驚き、音もなく落胆する様子に、突然、羨ましく思った。我が前には、パートナーもいずに、一人で黙々と食事を取っているのだから。




 

2009年2月23日月曜日

京都市バス

今更ながら、公務員によるバス運行の非能率、質の低いサービス、つっけどんな応対など、改善を要求すべき問題点は多い。

2009年2月15日日曜日

今は懐かしき換算率、Rateは、1057.60


かんとうのちょうせん人学校

思わず残存する文字資料にのみ心が奪われていたが、朝日新聞(2009年1月29日附け)を見た瞬間、その紙面に掲載された「間島の朝鮮人学校」を撮影した写真に驚かされた。
サーベルを手にした軍人(日本人)、教師(日本人+朝鮮人)が取り巻く中で、撮影用のポーズをする朝鮮人児童たち。

 さらに関連する写真を蒐集することで、画像イメージを通して多くの情報が入手できるにちがいない。

2009年2月11日水曜日

我が反省の弁:Globalismの落とし穴

Globalismを賛美し、しかも講義室で積極的に推奨してきただけに、2008年秋以来の世界同時不況、世界同時雇用不安、世界同時不動産価格下落などは、全く予想外の事態である。

2009年2月、台湾にて

台湾の2月を満喫している。
爽やかな風が吹く昼よりもむしろ、清々しい夜風に。

今回は、1945年8月15日以降の台湾居住朝鮮人の取扱、つまり朝鮮半島への引揚(「回国」)の実情を知りたいと願い、台湾総督府文書を保管する台湾文献館にて文書調査に従事してきた。

前回の4年前と比較して、格段と文書へのアクセスが容易になっており、すでにHPへのUpが出来上がっている。それだけに検索システムも完成しており、望む語句を手掛かりとした文書の画面が飛び出してくる。

戦前のPalau




戦前のPalauを紹介する写真。左の写真は日本人植民者による開拓村アイライ。中央は、コロールに建設された日本人町、右はPalau人のカイシャル村。

2009年2月3日火曜日

この数日間の調査

相変わらず調査に没頭している。
国会図書館憲政資料室、国立公文書館、外交史料館など。
引揚記録を通読しているが、意外と知られていないのは、「『敗戦国ニッポン』に帰りたくなかったニッポン人」である。