2024年7月27日土曜日

第9回日中韓サミット共同宣言  要点のみ

■日中韓首脳会議宣言   第9回日中韓サミット共同宣言  要点のみ 1. 2024年5月27日、第9回日中韓サミット 岸田文雄日本国総理大臣、李強中華人民共和国国務院総理、尹錫悦大韓民国 大統領は、2024年5 月27 日、第9回日中韓サミットの機会に、大韓民国のソウルで一堂に会した。 2. 6つの主要分野の特定 我々は、国民の日常生活に密接に関連する6つの主要分野(人的交流、気候変動への対応等を通じた持続可能な開発、経済協力と貿易、公衆衛生と高齢化社会、科学技術協力とデジタル・トランスフォーメーション、災害救援と安全)を中心に、互恵的な協力プロジェクトを特定し、実施する。特に、我々は、将来世代間の交流が3か国協力の長期的な基盤を強固にする上で 極めて重要であるとの見解を共有しており、この交流の分野における協力の絆を深めることを追求する。 3. 2030年までの人的交流日数の目標は年間4,000 万人 (人的交流)相互理解及び信頼を促進するために人的交流を活性化する必要 性に留意し、我々は、あらゆる層の人々、特に将来世代間の交流を促進すること により親善及び友好を増進し、それにより将来の3か国協力の基盤を強化する 道を開くことの重要性について一致する。我々はまた、文化、観光及び教育を含む交流を促進することを通じ、2030 年までに3か国間の人的交流の人数を4,000万人に増やすよう努める。 4. キャンパスアジア(アジア大学間交流プログラム)を2030年度までに3万人規模へ拡大 我々は、将来世代間の交流を促進する上での教育分野における協力の重要 性を認識し、2011年度に開始され、ASEAN 加盟国の大学を含むまでに拡大した大学間交流プログラムであるキャンパス・アジアの模範的な役割を評価する。我々は、このプログラムが15,000人の大学生の参加を集めてきたことに留意し、2030年度末までに30,000人の学生の参加を得ることを目標に、このプロジェクトを積極的に支援していく。 5. 2025-2026年は日中韓3か国間の文化交流年 文化が3か国の国民を繋ぐ架け橋の役割を果たすことを認識し、我々は、 東アジア文化都市、日中韓芸術祭、日中韓文化コンテンツ産業フォーラム等のイニシアティブを通じ、3か国の国民が共通理解を培い、相互に交流するためのプラットフォームを引き続き拡大していく。我々はまた、2025-2026年を3か国間の文化交流年と定める。

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