福岡‐釜山フォーラム開幕 経済交流を論議
2009年9月19日 14:25 カテゴリー:九州 > 福岡 アジア・世界
海峡圏の一体的な発展策について熱心に意見が交わされる「福岡-釜山フォーラム」第4回会合=19日午前9時すぎ、福岡市博多区の福岡国際会議場
日韓海峡圏の一体的な発展策を模索する「福岡‐釜山フォーラム」の第4回会合が19日午前、福岡市博多区の福岡国際会議場で始まった。午前中は経済交流をテーマに論議。福岡、釜山両市が進める「超広域経済圏」構想を踏まえ、連携拡大策について討論した。
冒頭、福岡側代表世話人の石原進JR九州会長は、昨年来の経済不況や円高ウォン安などによる海峡圏交流の減少に触れ「こうした外的要因に影響されない名実共に一体となった地域の協力、発展のあり方を考えたい」とあいさつ。釜山側代表の金鍾烈(キムジョンリョル)釜山日報社社長も「メンバー同士、実利を得られるよう取り組もう」と呼び掛けた。
基調講演で深川由起子早稲田大教授は「日韓の交流拡大には地方がイニシアチブ(主導権)を取り、アイデアを出して国を説得するスタイルが今後、求められる」と語り、両地域の海峡経済圏形成の重要性を指摘。李〓鎬(イジャンホ)釜山銀行頭取も「両市の取り組みが日韓の経済交流を早める発展モデルになる」と期待した。
午後は環境問題などについて論議する。
※文中の〓は「木」へんに「長」
=2009/09/19付 西日本新聞夕刊=
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