2009年9月27日日曜日

海峡越え「エコデー」 福岡-釜山フォーラム提案

海峡越え「エコデー」 福岡-釜山フォーラム提案
2009年09月20日 12:03 カテゴリー:##-->
 福岡市と韓国・釜山市の各界リーダーが日韓海峡圏の一体的発展を目指して話し合う「福岡‐釜山フォーラム」の第4回会合が19日、福岡市内で開かれ、「持続可能な社会の実現に向けて‐海峡を越えた地域共通課題」を全体テーマに議論。今年の「福岡‐釜山友情年」の締めくくりとして、両市民が同時に環境に良いことに取り組む「エコライフ・デー」の提案などを盛り込んだ議長総括を発表して閉幕した。 議長総括では、水素エネルギーや海洋汚染防止についての共同研究などの環境面に加え、海底光ケーブルを使った小中高校での共同授業といった教育面での協力も提案。インターネットでの画像会議や通販の活性化、福岡と釜山の超広域経済圏構想の具体化に向けた研究の推進など、経済協力も盛り込んだ。石原進JR九州会長(福岡側)と金鍾烈(キムジョンリョル)釜山日報社社長(釜山側)の両議長がまとめた。 このうち「エコライフ・デー」は、両市で共通の1日を設定し、その日はノーマイカーやエコバッグでの買い物、「マイはし」の持参など、1人が一つ環境に優しいことをするというもの。提案した寺崎一雄テレビ西日本社長は「環境は国際問題であり隣人の問題でもある。両市民の意識を高めたい」と語った。 この日は、福岡側11人、釜山側9人が出席。今回は経済交流に加え「教育」「環境」を初めて個別テーマに設定し、次の世代を視野に入れた連携について、意見を出し合った。 福岡‐釜山フォーラムの第5回会合は来秋、釜山市で開かれる予定。=2009/09/20付 西日本新聞朝刊=

0 件のコメント:

コメントを投稿